大正浪漫を読んで

 今回は大正浪漫を読んだので簡単なあらすじ紹介と感想を記事にしようと思います。

この本はYOASOBIの大正浪漫という曲の原作小説です。音楽を楽しんで、MVを楽しんで、原作小説を楽しんでと何度も楽しめました。また、原作小説を読んだ後だと曲も最初にきいた時とは違った感じにきこえてきます。

 

 

 ネタバレしない程度に簡単にあらすじと感想を述べようと思います。

 

 この本は2023年の時翔という男の子視点の第1章と100年前の大正12年の千代子という女の子の視点の第2章と2023年の美月とその弓道の師匠の視点の第3章からなっています。

 

 時翔の元に突然現れた100年前からの手紙から千代子とのやり取りが始まり、最初はお互い本当に100年離れているのか信じられなかったが、やり取りを繰り返すうちに段々とお互いに惹かれ合い、恋心を抱いていきます。

時翔は社会の勉強が苦手だったが、ニュースで大正でのある大きな事件から100年だという言葉をきき、祈りながら手紙を出す。しかし、そこから返信はなく、何度も何度も手紙を出そうとするが届かなかった。

ここまでは時翔目線だが、第2章では、この真相が千代子目線で書かれている。そして、第3章では美月とその弓道の師匠によって繋がる。何故美月とその弓道の師匠なのか?と思うかもしれないですが、是非読んで確認して頂きたいです。

 

 手紙でしかやり取りができず、また、100年を超えたやり取りなんて誰にも信じてもらえないと思い、お互い1人で考えて手紙を書くのをそれぞれの視点で読むことができ、さらに、それがとても良い形で繋がり、感動しました。本当は全部書いて語り明かしたいところですが楽しみを奪ってしまうのは嫌なので是非是非読んで頂きたいです。そして曲も聴いて何度も楽しんでほしいです。